Q.死んですぐ墓を立ててはいけないと言われたが、本当ですか。 |
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A.昔は土葬であり、人が死ぬとすぐ地下へ埋葬したものです。それが墓であり、死者を葬る行為が墓建てでした。もちろん木の墓標でした。 埋葬をして、すぐその上に重い墓石を乗せると地下のお棺が朽ちる時期(7年~13年と言われています。)に陥没して、墓石などは、大きく落ち込んでしまいます。したがって、死んですぐに墓石を建ててはいけないと言われたのです。 |
Q.水子供養をしたいのですがどのようにすれば良いのでしょうか。 |
A.子供をなくした悲しみは大変なものであって、言葉では言い尽くせません。 それだけに子供を祀りたいとする親の気持ちと、幼くして親から離れて旅立っていった子供の供養とを合わせて考える時、やはりお地蔵様の建立をお考え頂きたいものです。 すべての子供達が健康で成育してくれる事が親としての大きな願いなのですが、残念にもその途中で他界されたのですからその心に報いるためにもその子の依代として表現してあげなくてはならないと思うのです。 他の兄弟よりも忘れられる存在ではあまりにもかわいそうです。 家族全員の中で、その子の存在を確立してあげなければなりません。 水子も含めて一日も早く供養してあげたらと思います。 |
現在は、火 葬ですから、49日又は100ヵ日、長くても1年で納骨されるのが一般的です。 一日も早く土に返す事が 死者に対しての供養です。
地蔵尊あるいは観音尊でもよいどちらにせよ、光背部分に戒名は彫らない。 戒名は仏像本体以外の石(上台石か竿石)に彫刻する。 その家代々の墓がある場合はその墓域内に地蔵尊を建立します。
地蔵尊、観音尊は建てなくても良いと言われています。 南無阿弥陀佛と表示した仏塔を建て、合わせた水子も一同に祀ります。 仏塔がすでにある場合は、その塔の地下に「為水子請精位」と書いたお経を納めます。 未婚女性では水子供養の問題で悩んでいる人も少なくありません。 不幸にしてその子の父親とともに供養が出来ない場合お寺の境内地に舟形地蔵を奉納建立する方法があります。 水子供養地蔵として寺へ奉納させていただける場合もあります。 地蔵尊は水子の守り仏として未来永劫に祀られ、寺内の地蔵尊として参詣者の帰依を受けます やがて将来は六地蔵になり、あなたのお子さんを守ってくださるようになるでしょう。 宗派により祀り方に違いはあっても胎内で芽ばえた息吹きは尊い生命であることに変わりはありません。 やむなく消え去った童子を祀りたい親の気持ちを大切にしたいと思います。
光背には戒名を書かない 竿付地蔵は、竿石に戒名を書く
六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)のそれぞれにあって 衆生の苦悩を救済する地蔵菩薩のこと。 その名称・形像は典籍によって異なるが、一般には、地蔵道を化す金剛願 餓鬼道を化す金剛宝、畜生道を化す金剛悲、修羅道を化す金剛幢、人間道 を化す放光、天上を化す預天賀地蔵の総称とされる。 日本では平安中期以来、六地蔵の信仰が盛んになり、岩手県・中尊寺、 茨城県・六地蔵寺、新潟県・光照寺、京都府・大善寺など各地に六地蔵が安置された。 六地蔵には、寺院・路傍・墓地などに祀られた六体の地蔵や、あるいは 地蔵堂に祀られたもの、六ヶ所の寺院や堂に安置されるもの、また各所の 地蔵尊のうちから六ヶ所を選んだものなどがある。また石灯籠などに 六種の地蔵を刻んだ場合などもある。